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SevcikセブシックOp.1 Book1 No.2, D線(3番線)での指の練習方法を解説 [バイオリン初級者向け!]
この記事はどんな人向け?
・Sevcik Op.1 Book1 No.2の練習の目的とは?
・Sevcik Op.1Book1 No.2のポイント
・練習時に最も心がけることは?
・練習の量はどれくらい?
この練習の目的とは?
・No.2も基本的な考え方は、No.1と同じです。
・主にウォームアップや日々の運指練習として少しずつ進めていくものです。
・短期間での成果よりも長期的なスキル向上を狙ったエクササイズです。
・No.2の課題は、前回お伝えした9つのカテゴリの中でいうと、(1)の1つの線上での指の練習(Finger Exercises on One string)に当てはまります。
前回の復習:Sevcik Op.1 Book1 No.1~No.5は、正確な指の間隔がポイント
SevcikセブシックOp.1 Book1 No.2, D線上(3番線)での指の練習方法
No.2は最も基本的な指の形
No.2で練習する運指の形は最も基本的な形と言っても良いでしょう。
1234の指の間隔は2と3の指がくっついていて、他の指は離れます。
2の指の位置がいつまでも定まらない原因は、この形の習得が疎かになっている可能性があります。しっかり確認しておきましょう。
・ No.2は最も基本の指の形になります。
・指が寝てしまったりしていると、いつまでも指の位置が定まらないことがあります。しっかり確認しておきましょう!
セブシックの練習で一度に扱う課題の量は、どれくらいが適切なの?
セブシックの練習で一度に扱う課題は、3~6小節程度が良いです。
練習量としてはそれほどボリュームはありませんが、丁寧に練習すれば、十分な効果を得られます。
セブシックを使ったバイオリンの基礎練習は「正確に動ける速さを繰り返しましょう!
練習の量が少なすぎても練習になりませんが、多すぎても「正確に動ける速さを繰り返す」という部分が雑になってしまう原因となります。
難しい課題ほど、速いスピードで弾きがちです。「ゆっくり正確」にできることを目標にすると良いですね。
SevcikセブシックOp.1 Book1 No.1との違いはどんなところですか?
No.1と異なる点は、D線を使うという点ですね。
D線で演奏する場合の方がA線を弾く時よりも指が立ちやすいはずです。
弦を押さえた時に、指の第一関節が潰れた状態になりやすい人は、No.2やNo.4の練習で、指を立てたフォームを意識してみるのも良いでしょう。
・無理に量を増やすよりも、「正確に動ける速さを繰り返す」ということを重視しましょう。
・まずは3〜6小節程度で十分です。
・弦を押さえた時に、指の第一関節が潰れた状態になりやすい人は、No.2やNo.4の練習で、指を立てたフォームを意識してみましょう!
・正確な指の間隔を確認しましょう。
・練習するときは、正確に動ける速さで繰り返しましょう。
・課題の量は3~6小節です。他の運指練習を組み合わせる場合も、課題の量が増えすぎないように調節しましょう。